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バスから眺めた絶景とカルスの古城。カルス・トルコ

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朝一番でトラブゾンを出発したバスは、緑が鮮やかな高原の中、緩やかな山道を進んでいく。

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山も谷も、見渡す限り高い木のない緑の草原。

バスが山を登りきった場所(標高2,370m)から見えたのは、山も大地も遥か遠くまで緑の緩やかな草原が広がる景色。

雲間からは太陽の光がカーテンのようにその大地に伸びている。

胸の底から光が溢れ出すのを感じるほどの絶景だった。

そんな絶景の中を走ること5時間。

エルズルムという街でバスを乗り継ぐ。

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広い平野の草原の中に、ポコッと立つ山にはまだ雪が。

その麓にはスキー場もあるエルズルムの街が広がってる。

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バスを乗り換え、今度は見渡す限りの平らな草原の中を走るバス。

雨上がりの草原には、菜の花のような黄色い花が一面に咲いていたり、本当に綺麗な景色だった。

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これまでいろんな国でバスに乗ってきたけど、バスから眺める景色がこんなにも綺麗なのは初めてだ。

しかもその景色は、高原、海、岩山と移り変わり、ウトウトしてきても頑張って起きていたくなる。

 

 

こうしてトラブゾンから計12時間半。

アルメニアの国境に面する「カルス」という街にやってきた。

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トラブゾンに比べてこじんまりしたこの街は、東トルコの田舎町といった雰囲気。

 

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英語もほとんど通じない。

街路樹には白樺の木が植えられ、刈り取られた羊の毛が袋に入って置いてあったり。

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標高33mのトラブゾンからいっきに、この町の標高は1,750m。

夜になるとなにか羽織らないと寒いくらい。

 

街を歩いていると目につくこんなお店。

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ここカルスはハチミツの産地として有名らしく、レストランやスーパーよりもハチミツショップが多いんじゃないかってくらい、そこら中にある!

しかも売っているハチミツは「蜂の巣付きハチミツ」!

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うおー!食べてみてー!

と思って値段を見ると結構お高い。しかも家無し旅人の僕らにはどれも量が多すぎて断念、、、。

なので150gほどのボトルに入ったハチミツを買ってみた。それでも日本円で500円となかなかいいお値段。

ハチミツの中には不純物が浮いていて天然100%。

肝心のお味は、無駄な甘みの無いさっぱりとした甘さで美味しい!

これが本物のハチミツの味か、、、

 

店の中には蜂の巣ハチミツの他にも、一斗缶に入ったハチミツまで売られてた。

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そんなハチミツ屋さんは大抵、たくさんのチーズも売ってる。

カルスの周りの草原ではたくさんの羊やウシが放牧されていて、そんなメイドinカルスのチーズもまた有名なんだとか。

お店に行くと色んな種類のチーズを試食させてくれて、どれも新鮮で美味しかった。

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そんなカルスの歴史は、その立地から激動の歴史を辿ってきた。

元はアルメニア王国の首都として栄えていたこの街は、モンゴルに攻められたり、コーカサス諸国を攻めるオスマン帝国軍の拠点になったり、ロシアに3回も占領されたりと、この地を巡って何度も略奪線があったという。

そんな数々の略奪線をくぐり抜けてきた城塞が、今も残っているというので行ってきた。

「僕とこの車の写真とって!」

と言ってきた少年の後ろに見えるのがその「カルス城」。

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城がそびえる丘へ登りはじめたところで、2人の日本人女性に出会った。

関西から来ていたお二人は友達同士で、1ヶ月間丸々トルコを旅しているそう。

年齢は僕らの母親より少し上で、話しを聞いているとかなりアクティブな旅をされていた。

歳をとっても友達と二人でアクティブな旅をするなんて素敵だなぁ。

同世代のバックパッカーにはよく会うけど、このくらいの年齢の方に会うのは久しぶりでなんだかホッとする。

パワフルなお二人にこっちもパワーをもらった気がした。

 

そんなお二人は車をチャーターしていたので、お言葉に甘えて丘の上まで乗せてもらう。

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1153年に築かれ、その後このカルスの街を守ってきた城塞。

真っ赤なトルコの国旗が、凛々しく風に揺れる。

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たくさんのカップルや家族がいて、今では市民の憩いの場になっているようだった。

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城の上からはカルスの街も一望できる。

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帰り道、トルコ人のおばちゃん2人が草むらで何かを摘んでいたので、なにを採ってるの?と声をかけてみる。

どうやら腸に良い葉っぱで、サラダに混ぜて食べるんだとか。

葉っぱの名前も教えてくれたけど忘れちゃった(笑)

二人はあまり英語が得意じゃないけど、身振り手振りと僕らの超つたないトルコ語でしばし立ち話。

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二人はここから700km離れたアドゥヤマンという街に住んでいて、左のお母さんは先生をしていて、その関係でカルスに来たそう。

しかしこの二人は超がつくほどのザ・お袋肌。

ほとんど会話は成り立たないけど、二人から出る優しさと包容力がハンパじゃない。

右のお母さんなんて、トルコ語で「ん〜可愛いわねぇ〜」みたいなことを言いながら、何度もユミコを抱きしめてほっぺをスリスリしてた。

これまた優しそうな二人の旦那さんも後からやってきて、最後には「家に遊びにきなさい!トルコ料理振る舞ってあげるから!」と、住所と連絡先まで教えてくれた。

あぁ〜素敵だなぁトルコ人。

 

そんなほんわかした気持ちになりながら、次は花咲く草原にたたずむ遺跡「アニ遺跡」へ、、、。

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泊まった宿

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HOTEL   OZ KERVANSARAY

シャワートイレ付きツイン
一泊一室 / 50リラ

地球の歩き方に載ってるBizim Otel 2の並びにあるホテル。
ここの通りにはホテルが4、5軒並んでいてどこも値段は同じ。
最初は60と言われましたが、50にしてくれました。
ひょろっとしたおっちゃん(オーナー?)がいつもロビーにいて、一見怪しいんですが、引っ切りなしにチャイをくれたり、帰りはバスに乗るまで見送ってくれたり、ほとんど英語が通じないけどすごく良い人でした。
ちなみにこのおっちゃんが手配してくれたアニ遺跡行きのタクシーが最安でした。その他、他の街へ行くバスなんかも手配してくれるみたいです。

 

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