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キノコ岩の林をバイクで駆け巡れ!謎に包まれた巨大な地下都市。カッパドキア・トルコ

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ニョキッと伸びるキノコ岩!

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果てしない広野に広がる奇岩林!

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ワンからバスを乗り継ぎ16時間。

やってきたのは日本でも有名なトルコ一の観光地「カッパドキア」

 

カッパドキアといえばご存知の通り、広い広野に変わった形の奇岩がニョキニョキと生えている世界遺産の国立公園。

そんな奇岩がそびえる国立公園のど真ん中にある、カッパドキア観光の拠点になる小さな村、ギョレメに到着。

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カッパドキアの見所は一部範囲の奇岩くらいかと思いきや、かな〜り広い範囲に見所が点在してる。

見所を効率よく回るのはツアーが一般的らしく、ギョレメ周辺の見所をぐるっと回るコース(レッドツアー)と、遠くの見所までギューンと行って帰ってくるコース(グリーンツアー)の2つが基本だとか。

その両方に外せない見所があって、両方のツアーに参加すると2人で2万円近くかかかってしまう、、、。

 

色々検討した結果、僕らが選んだ手段がこれ、、、

ビューンとレンタルバイク!

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24時間のレンタルで50TL(約2,500円)+ガソリン代!

一つのツアー料金一人分より安い!

なによりトルコの鮮やかな青空の下、草原の中を伸びる道を一度バイクで走ってみたかったので一石二鳥だ!

 

地図とにらめっこしてオリジナルツアーのルートを練り、さっそくカッパドキア巡りに出発!

 

高台から見渡すカッパドキアの景色。

自然が作り出した、今まで見たことない不思議な光景。

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この不思議な岩は、数千年前に起きた火山の噴火によって火山灰と溶岩が積み重なり、長い年月を掛けて雨風や河の流れがやわらかい地層を浸食してこんな不思議な形になったとか。

どれ一つとして全く同じ形の岩が無いのはもちろんだけど、とんがり帽子を被ったような、キノコのような形はどれも似ていて、大きさや太さなどの違いが、それぞれの個性みたいでおもしろい。

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しかしさすがは日本でも有名な観光地!

有名なスポットには日本の旅行会社の大型バスが並び、老若男女たっっくさんの日本人が訪れてる!こんなにもたくさんの日本人を見たのは日本を出て以来だ(笑)

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そんな観光客の多い、ツアーに組み込まれてる場所以外に行けちゃうのもバイクで回るメリットだった!

こんな巨大な一匹狼のキノコ岩を独り占め!(笑)

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ガイドブックを探しても無かった、名前の無い廃墟の村。

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真っ白い石灰の岩場も発見した。

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そんなカッパドキアの歴史は意外と古い。

この火山性の痩せた土地に人が定住したのは、紀元前8,000年。

新石器時代まで遡るらしい。

 

そんな先住民の彼等が住んでいたのが、、、

岩の中!

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奇岩をくりぬいて部屋を作り、そこに暮らしていたそうだ。

そんな「家」だった穴の開いた岩が、カッパドキアにはそこら中にある!

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ギョレメ村のお隣、ウチヒサルにそびえる巨大な岩。

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その巨大な一枚岩をくりぬいて作られた岩のマンション!

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正確には城塞らしいこの大きな岩の周りを散策していたら、中へ入れる小道があった。

所々崩れているので慎重に岩の中へ潜入、、、

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岩の中は細い通路や階段が入り組んでいて、いくつもの部屋があった。

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迷路のような通路と階段を進んでいくと、まだこんなに綺麗な状態で残っている部屋が!

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少し首を曲げないといけないくらいの天井の高さ。

壁にはベンチや棚、水を貯めていたような浴槽のようなものまで残っていて、ここで生活していた人々の光景が目に浮かぶ、、、。

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別の場所(ギョレメ野外博物館)にあったキッチンだった部屋の壁は、すすで黒くなっていたり、ついこないだまでここで人が生活していたんじゃないかと不思議な感覚になる。

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そこら中にある「岩の家」をよく見てみると、小さな四角い穴が均等に並んでるのが見える。

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これは「ハトの家」なんだとか。

ここにハトを住まわしてハトの糞を集めて肥料にしていたらしい。

痩せたこの大地に暮らす先住民達の知恵。

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ちなみにウチヒサルの巨大な一枚岩には、正規の入り口から入場料を払ってそのてっぺんまで登れる。

ここ一帯で一番高い場所から眺める光景は壮観だ!

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360°の大パノラマ。後ろにはウチヒサルの可愛らしい街並も広がる。

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別の角度から見たウチヒサルの岩の城塞。

まだここに人が暮らしていた頃は、夜になると岩に開けられた穴(窓)からロウソクの優しい光が漏れて綺麗だったんだろうな。

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そんな岩の家に住んでいたのは、古代先住民達だけじゃなかった。

 

3世紀半ば、ローマ帝国の迫害から逃れてきたキリスト教の修道士達がカッパドキアに移り住んできた。

その後も十数世紀に渡って、イスラム勢力から逃れてきた多くのキリスト教徒がこの地に集まり、外敵から身を守りながら隠れ住んでいた。

彼等は岩をくり抜き住居や教会や作って、信仰を守り続けていたとか。そんな岩窟教会の数は300〜400もあるらしい。

 

ギョレメ村のすぐ近くにある「ギョレメ野外博物館」には、そんな隠れクリスチャン達が作った約30もの岩窟教会が保存されてる。

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教会の中にはかなり保存状態のいいカラフルなフレスコ画が残っていたけど、どれも撮影禁止だったので脳裏に焼き付ける。

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ちなみにこの縦長の溝はテーブルとイスらしい。

この長ーいテーブルを囲んで、修道士達が食事をしながら会議をしてたとか。

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ギョレメ村の隣に位置するチャウシン村。そこにある崩れかけのこの大きな岩窟も教会だったとか。

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バイクで走っていると、道の脇の何気ない岩に四角い窓が付いていたので、気になって中を覗くと、ここもシンプルな教会だった。

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こうしてカッパドキアで隠れながら暮らしていた修道士達。

それでもイスラム勢力からの脅威に常にさらされていた彼等が、より安全な場所を求めて移り住んだ場所は、、、

 

地下。

 

それも防空壕のような小さな規模じゃなく、数千人から数万人規模の人達が長期間そこで生活できるほどの、巨大な地下都市に隠れ住んでいたという。

 

一番大きなもので地下100メートルを越える地下21階建て!

一説には4万人もの人がそこに暮らしていたとか!

そんな地下都市はカッパドキア周辺で次々と見つかっていて、その数は大小400以上もあるらしく、ほとんどが未だに発掘調査が進んでいないんだとか。

 

その中で一般人に公開されてるのは2つ。そのうちの一つ「デリンクユ」の地下都市に行ってきた。

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このデリンクユの地下都市は地下65メートル、地下12層建てで、僕らは地下8層部分まで行く事ができる。

 

細い階段を身を縮めながらぐんぐん地下へと下っていく。

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途中にあった大きな円盤型の石。これは外敵の侵入を防ぐ為の仕掛けで、重さは1トンもある。

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四方八方に伸びる通路と階段。まさしく巨大な蟻の巣!

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各層には大小さまざまな空間があって、それぞれ住居や倉庫、ワイン製造所から家畜小屋までなんでもある!

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この空間は宗教学校だったとか。

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壁には棚や水場などや、ロウソクを立てる穴も残っていて、ここには5,000人以上の人が暮らしていたとか。

5千人て、俺の地元の田舎町と同じ人口じゃん、、、

 

そんな巨大な無数の地下都市は、まだたくさんの謎に包まれてる。

ガイドブックなどには、修道士達が身を守る為に地下に都市を築いたと書かれているのが一般的だけど、この地下都市に残る記録は紀元前400年前のものが発見されている。

修道士達がこの地に移り住んできた3世紀半ば。

つまり、修道士達がやってくるよりも遥か昔から存在している事になり、元々あった地下都市を修道士達が発見してそこに移り住んだという事になる。

 

ではいったい誰がこの地下都市を築いたのか?

 

地下100メートルを超える深さまで都市を築き、しかも無数の地下都市は非常通路で繋がっていて、そのなかには9kmの長さの通路も発見されてる。

重機も無い紀元前の太古の時代にどうやって?

いや、現代の技術を使っても難しい事かもしれない。

 

そしてなぜ彼等は、わざわざ地下に都市を築かなければならなかったのか?

他民族からの侵略から逃れるため?それならウチヒサルの城塞のように砦を築けばいいはずだ。

なぜ光も入らず作物も育たない地下に住まなければならなかったのか、、、

 

もし、核兵器のような古代兵器が存在していて、古代に核戦争が起こっていたとしたら?

大気は放射能で汚染され、黒い雨が降り注ぎ、地上で生活できなかったからだとしたら、、、

 

なんて!そんな夜も眠れなくなるような謎多き大地カッパドキア!

大自然がつくり出した奇岩の摩訶不思議な光景とともに生きた、先住民と修道士の深い歴史。そして謎の古代人が作った巨大地下都市。

 

「見てはならぬ」という意味のギョレメ谷。

僕らは触れては行けない神秘の歴史の扉を開いてしまったのかもしれない、、、

 

おもしろすぎるぞカッパドキア!!

 

 


泊まった宿

Ali’s Guesthouse
ドミトリー 6ユーロ/人(約17TL/人)
朝食、wifi、共有シャワートイレ

ギョレメでは最安に近い宿だと思います。宿自体はできたばかりでとても綺麗。朝食もおいしかった。ドミトリーは10人部屋や6人部屋がありました。洞窟風の部屋なんで涼しいですが、光が入らずじめっとしていて、シーツは綺麗なのにたくさんダニにかまれました(笑)

カッパドキアの回り方

僕らは時間とお金を節約する為にレンタルバイクで回りました。
レンタルバイク 24h/50TL
ガソリン代 25TL
プラス下記の入場料2人分で、計155TL

バイクで回った方が断然安いですが、ギョレメから一番遠いウフララ渓谷まで行ってしまうとギョレメ谷周辺を回る時間が無くなってしまうので諦めました。それ以外の見たかった場所は全部1日で回れました。
ツアーには入場料と昼食も含まれてるうえ、なによりガイドが付くのでお金がある人はやっぱりツアーがオススメです(笑)

レッドツアー90TL、グリーン100TL

以下、かかった入場料

デリンクユの地下都市 (グリーンツアーに含まれてる)
入場料20TL
ギョレメからバイクで約1時間半

ギョレメ屋外博物館(レッドツアーに含まれてる)
入場料20TL
ギョレメからバイクで5分(徒歩だと20分くらい)

 

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