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ミャンマーの真の姿に出会う。2泊3日のトレッキング。その①パオ族の家に泊まる編

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これまでに出会ったミャンマーを旅した旅人は口を揃えてこう言う。

「ミャンマーはすごく良かった。素朴さと人の良さが。」

その言葉の意味を、この2泊3日のトレッキングで心底分かることになる。

 早朝、カローの宿を出た僕らは2泊3日のトレッキングでインレー湖を目指す。

トレッキング01

トレッキングのメンバーはゆうきさん、YUMIKO、宿で出会ったイスラエル人のジョーダン。

トレッキング02

そして若干19歳のガイド、ピョーピョーの5人だ。

トレッキング03

雲一つない青空。絶好のトレッキング日和。

トレッキング04

赤土の大地を踏みしめて歩く。

トレッキング05

コースは決して険しくない。畑や田園の広がる緩やかな土地を進んでいく。

トレッキング06

途中、いくつもの小さな集落を通った。

人里離れたこの地に住んでいるのは、農業をしながら自給自足の生活をしている少数民族、パオ族の人々。

トレッキング07

まるで宇宙人でも見るかのように、不思議そうな顔で僕らを見つめる子供達。

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頭に巻かれた鮮やかな赤い布が綺麗なパオ族の女性達。

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トレッキング13

スーパー恥ずかしがりな子供達。

一人の時は物陰に隠れてこっそりこちらの様子を伺っているくせに、友達と一緒だったら恐くない!無邪気な子供達がやってきた。

トレッキング10

 カメラに写った自分たちに興味津々。

トレッキング11

でもやっぱりちょっと恥ずかしい、、、笑。

トレッキング12

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そんな素朴な人々の住む集落をいくつも越え、パオ族の人々と交流しながら、今夜泊まる村を目指して進む。

トレッキング14

畑の中。田んぼのあぜ道、集落の中、、、。時にはなんの目印も無いこんな場所まで、、、。

トレッキング15

こりゃガイドがいなきゃ無理です。

見渡す限りに広がる田全てパオ族の人達のもの。

トレッキング16

「ここ全部をパオ族だけで!?」

そう疑ってしまうほど見渡す限り田畑が広がっている。

 

1日目の目的地の村に到着した。

ここもまだほとんど外国人は訪れてないんだろう。僕らを見かけるとみんな手を止めて不思議そうにこちらを見つめてくる。 

トレッキング24

それでも「ミンガラーバー」と挨拶をすると、不思議そうだった顔がころっと素敵な笑顔になって返ってくる。

トレッキング25

 5分もあれば歩いて一周できるほどの小さな村。

木や竹できた垣根に挟まれた赤土の路地。どこかから子供の声が聞こえてくる。木造の家の中からは野菜を切る音が聞こえてくる。畑仕事から帰ってきた牛車に乗った村民とすれ違った。

トレッキング26

広場では子供達がチャンバラ合戦をしていたので、日本人としては参加しないわけにはいかない。結果ボコボコにされる。

ここが泊めていただいたお家。

トレッキング17

レンガ造りの立派なお家だった。

2階の広ーい居間。サイドにはキッチンと小さな部屋がある。

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1階は牛舎。

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ガスコンロなんてものはなく、囲炉裏で料理をしていた。

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もちろん冷蔵庫も電子レンジもシャワー無い。

なんなら水道も無い。

トレッキング21

電気はソーラー発電で、この家にある電化製品はブラウン管テレビとビデオデッキくらいだ。

そんなとてもとても素朴な生活。

トレッキング22

このお家に外国人を泊めるのは初めてだという。

もちろん英語なんて通じない。必要なことはピョーピョーに通訳してもらう。

この家の人達も興味深そうに、僕らを見ながらなにか話してる。近所の人までやってきていた。

僕らに話しかけてきたり、ピョーピョーを通して質問してきたりということも無い。ただただ僕らの一挙一動が気になってしょうがない様子。

さらにこの男の子にいたっては、カメラを向けると泣いてしまうほどだった。

トレッキング23

夜になり、暖かい布団と毛布を用意してくれた。

僕らが寝支度をしていると、このお家の家族がテレビを付け、トムとジェリーを男の子に見せていた。

すると、ぞろぞろとご近所さんがやってきてテレビの前に座る。

チャンネルはカラオケチャンネルになり、テレビの前には20人弱の人達が座ってる。

食い入るようにテレビを見ている人達。寝支度をする僕らが気になってしょうがないお母さんと子供。後ろの方で葉巻を吹かしながらテレビを見ているおばあちゃん。

時々誰かがしゃべっては皆で楽しそうに笑っている。

素朴な生活をする純朴な人々。こんな場所がこの世界にまだあったんだ。

そんな人々を見ていると疑問がわいてくる。

「豊かさってなんだ?」

もので溢れた国で育った僕らには、この生活はかなり不便に感じるだろう。

ここには疲れを癒すお風呂も、キンキンに冷えたビールも無い。

それがある僕らはたしかに豊かかもしれない。だけどそれが=幸せなのか。それらが無いパオ族の人々は幸せじゃないのか。

棒切れ一つもって無邪気に遊ぶ子供達。垣根越しにおしゃべりしている近所のお母さん。泣く赤ちゃんをあやすお母さん。

その姿から不幸せという言葉は浮かんでこない。

一年中畑を耕し、村人どうし助け合い、最低限の素朴な生活を営むここの人々は、僕の目にとても豊かに映った。

モノじゃなく、心の豊かさ。

モノに溢れた国で、モノに紛れて見失いかけていた大切なことがここにはある。

百聞は一見にしかず。

この場所に来れてよかった。

トレッキング27

 

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