IMG_4772

世界一美しい愛の墓。タージマハル・アーグラ

LINEで送る
Pocket

 

 

トレッキングも合わせて2ヶ月間いたネパールを離れる日がやってきた。

人も食も雰囲気も、なにをとっても最高で居ようと思えばいつまでもいられる、そんな国だった。

 

スノウリからバスで5時間。インドとの国境の街バイワラで出国の手続き。

イミグレーションのおっちゃんが、

「まだビザの日数残ってるけどもう出ちゃうの?また帰ってきてね!」

って!

世界広しと言えど、イミグレーションの態度は基本どこも素っ気ないのに、このネパールって国は例外だ。

後ろ髪を引かれながら「WELCOME TO INDIA」と書かれたゲートをくぐる。

agra01

 

ここ本物のイミグレか?と疑いたくなるほど、色んな店が連なるゴチャゴチャした通りの一角にポツンとあるイミグレ。

カウンターの向こうに座ってる無愛想なイミグレの兄ちゃん。

かったるそうにスタンプを押して投げ渡されるパスポート 。

その間一言も会話を交わさなければ目も見ない。

おーしおしおし!帰ってきたぞーインド!

ネパール人とのギャップに思わず笑っちまうくらいだ!

 

まずは鉄道駅のあるゴーラクプルを目指す。

40度を越えるあっつい中、冷房の無いジープに押し込まれる。

agra02

隣のインド人のおっちゃんと密着しながら、のどかなインドの田舎を走り、ゴーラクプルに到着。

 

さてさて…ここからが本番だ。

インドの旅での一番の大仕事「電車の切符買い」ミッション!

agra03

 

気合いを入れて列に並ぶ。

当たり前のように割り込んでくるインド人。

おーしおしおし。負けねぇ負けねぇ負けねぇぞ!

肩をバシっと叩き、グッと眉間にしわを寄せて何も言わずに睨みつけ、後ろに並ばせる。

といっても次から次へなのでキリが無い。

なかには「この人私の連れだから!」なんてウソまでついて割り込んでくるおばちゃんまでいる。

くそ〜!分かってはいたけど腹立つぜ!

ネパール生活が長かったお陰で余計頭にくる!

 

そうかと思えば、バックパックを背負ったままATMの列に並んでいたら、後ろにいた兄ちゃん達が「彼等は重い荷物持ってるんだから先に行かせろよ!」といってみんなが順番を譲ってくれたり…!

ん〜この国はよくわからん!

 

タージマハルのあるアーグラ行きが満席だったので、急遽バラナシへ行くことに。

チケット売り場で出会った、大学を休学して一人旅をしているGO君と3人で寝台列車に乗りバラナシを目指す。

 

インド料理の好き嫌いはかなり別れるけど、僕らはけっこう好きだ。

このとき車内弁当も試してみた。

もちろん中身はカレー。と豆のスープ。

期待してなかったけどなかなか美味い!70RSで約¥120。

agra04

 

車内を見回っている鉄道警察のおっちゃんが、僕らのシートにさぼりにやってきた。

ボインと出たお腹が可愛い、のんびりしたおっちゃんだ。

インドの鉄道も全面禁煙で見つかれば200RSの罰金だけど、このおっちゃんは堂々とタバコを吹かす(笑)

「見つかったら罰金だよ〜ははは〜」

と笑うおっちゃん。ってあなたが取り締まることだから(笑)

しまいにはライフルまで触らせてくれたゆ〜るいおっちゃんでした。

agra05

 

翌朝バラナシに到着し、あの無口なチャイ屋のおっちゃんとも再会した。

一瞬「あれ?」って顔して笑顔が返ってきたけど、その後は相変わらず無愛想でした(笑)

バラナシに一泊し、再び夜行列車に乗って5時間遅れでアーグラに到着。

ここはあの有名なタージマハルがあるインド一の観光地。

厳しいセキュリティーチェックを終え敷地内に入る。

綺麗に整備された緑の多い公園。

正面に見える紅色の正門もすでに綺麗だ。

IMG_4761

 

正門をくぐると見えてきた、、、

agra06

 

 

世界遺産・タージマハル。

IMG_4771

すっと遠くまで続く噴水の奥に 、太陽の日をうけて輝くタージマハル。

まるで真ん中に鏡を置いているかのような完璧なシンメトリーの風景に圧倒される。

正直あまり期待していなかったけど、さすがの綺麗さだった。

 

タージマハルを真正面に見れるポイントは、写真撮影の激しい争奪戦が繰り広げられている!

写真を撮る時だけ友達からサングラスを借りて、バシッとキメキメでポーズを撮るインドの男達。

agra10

agra09

 

僕らも負けじと場所を確保して写真撮影。

agra08

agra11

 

完璧すぎるほどの左右対称がそうさせるのか、タージマハルは小さく感じがちだったけど、近づくにつれ予想以上にでかいことが分かった。

agra12

agra14

 

横から見ても完璧なシメントリー。

agra13

 

タージマハルの両サイドには、これまた全く同じ形をしたモスクが建っている。

agra15

 

インドというとヒンドゥー教のイメージが強いけど、タージマハルはイスラムの建造物だ。

agra16

agra17

 

完璧なまでに徹底して左右対称に作られているこの空間で、一カ所だけそうでない場所があった。

それは、ここに眠る王妃の棺が置かれているタージマハルの中だった。

IMG_4872

 

円柱状の薄明るい空間。正確にその中心に置かれた王妃の棺。

その横に置かれていたのが、タージマハルを建てた王の棺だった。

中心でもシメントリーでもない場所に置かれたその棺は、完璧なまでに計算されて作られたこの空間の中で、唯一違和感のある場所だった。

 

タージマハルは王の宮殿ではなく、王妃の為に建てられた墓だ。

今から約160年前までインド亜大陸を支配していた大帝国・ムガル帝国。

その第5代皇帝シャー・ジャハーンは、最愛の王妃ムムターズ・マハルの死をいたく悲しんだ。

愛して愛して愛して止まなかった王妃へ気持ちは、彼女の為に世界で最も美しい墓を建てるという情熱によって表現された。

世界中から石材を集め、国が傾くほどの費用を注ぎ込み、22年の歳月をかけて建てられたタージマハル。

 

そんな愛の建造物なだけあって、ここはインド人のの定番新婚旅行先なんだとか。

 

ちなみにその皇帝シャー・ジャハーンは、タージマハルの後ろに流れるヤムナー河の対岸に、自身の墓として黒いタージを作り、二つを橋でつなぐ計画をしていたが、帝位を息子に奪われその夢は実現されることはなかったという。

agra18

 

タージマハルの歴史がそんな熱いラブロマンスだったとはビックリしたけど、こちとらインドの暑さにもビックリだった。

暑い暑いとおもって調べてみると、この日の気温なんと47度。

うわぁ…調べるんじゃなかった…

炎天下の中、小一時間外に居ただけでもうヘットヘト…。

agra19

それに加えて最強にうざい客引き達。

馴れ馴れしく肩を組んで店に連れてこうとするお土産屋の兄ちゃんに、ご飯を食べていると店の中まで入ってきて客引きしてくるリキシャの親父。

さすがはインド一の観光地だ…。

 

GO君が泊まる宿で日が落ちるまで休ませてもらい、ルーフトップのレストランで夕日に染まるタージを眺める。

agra20

 

GO君は弟と1つ違いで大学も一緒だった。

本当にまっすぐで明るくていい子で、フレッシュなパワーをがっつり吸収させてもらいました!

agra21

彼とはこの先のルートが似ているので、またの再会を約束し、僕らは泊まらずに次の目的地を目指した。

この後に大失敗をして大変な思いをするとは知らずに、、、

 

タージマハル

入場料 750RS 同じ日付でも再入場不可

 

 

 

LINEで送る
Pocket

「世界一美しい愛の墓。タージマハル・アーグラ」への1件のフィードバック

コメントは停止中です。