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王家の火葬は盛大なセレモニー。インドネシア・バリ島

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オーストラリア縦断を終え、ダーウィンのマンゴー農場での仕事も馴れて来た頃、ビザの関係で僕だけ一度オーストラリアを出国しなければならなかった。

それならどこへ行こうか。散々悩んでいたとき、タイで出会った今井さんからSNSでうれしい情報を頂いた。

「バリはお盆の真っ最中で、その間は何かしらの儀式が続くみたいだよ。」

バリ島とダーウィンは近く、航空券も安くて候補の一つだった。

っということで4ヶ月ぶりに戻って来た!

インドネシア・バリ島!

バリ火葬01

クタに一泊し、さっそくウブドへやって来た。

お盆の真っ最中のバリ。軒先にはペンジョール(Penjor)という大きな竹飾りが立ち並んでいて、これを目印に先祖や神々がそれぞれの家へ帰ってくるそうだ。

バリ火葬02

バロンという日本の獅子舞のようなものが練り歩き、子供達の太鼓と笛とシンバルの音が町中の至る所から聞こえてくる。

バリ火葬03

お布施係の子にお布施を渡すと、目の前でバロンが舞を披露してくれる。

バリ火葬04

今回お世話になった宿の入り口。バリに帰ってきたと実感するのはこんな何気ない風景だったりする。

バリ火葬05

ウブドに着いてから知ったのだが、偶然にもウブド王家の火葬儀礼(王族の葬式)があるという。

なかなか観れないものらしいのでラッキー!といったら不謹慎だけど、バリ・ヒンドゥー教にとって火葬儀礼は最大のセレモニーだという。

王宮の近くへ行くと、翌日に控えた儀礼の準備が進められていた。

バリ火葬06

手前にある紫の大きな牛のような神輿はプトゥラガンと呼ばれるもので、奥にある塔型の神輿は亡がらを火葬場まで運ぶワデというもの。

バリ火葬07

ワデの上部は天界を現し、下層部は地界を現しているという。

その間に人間界がありそこに棺が納められる。

バリ火葬08

火葬儀礼の当日。

正装した地元の人々と、観光客で神輿の周りはあふれ返っていた。

バリ火葬09

神輿を担ぐ男達が、至る所で手を握り合い「ウッシ!ハッ!」と気合いを入れあってる。

バリ火葬11

王族の格好をした女性や、槍を持った兵隊の格好をした人々など、行列の御一行が出て来た。

その間に、ワデには棺が納められる。

バリ火葬12

リズミカルにシンバルと太鼓を激しく鳴らすガムラン隊が、セレモニーのムードを盛り上げる。

バリ火葬13

「セイヤッッ!!」という男達の掛け声とともに神輿が持ち上がった。まずはプトゥラガンが動き出す。

バリ火葬14

そしてゆっさゆっさと揺れながら、巨大なワデもゆっくりと動き出した。このワデ、宿のお兄ちゃん曰く13トンもあると言っていた。

バリ火葬15

 絶好の撮影場所をキープしていたが、、、あれ、、?

バリ火葬16

なんか近づいてくるのが早い、、!!

バリ火葬17

 ドドドドドドドドドドドっ!!!!

バリ火葬18

なんと13トンの神輿を担いで猛ダッシュ!!

あまりの早さに押し倒されそうになりながらも、建物の軒下に逃げ込んで間一髪セーフ。

バリ火葬19

顔の前数センチのところを神輿の竹が通過していった、、、。

こんなに迫力があるものだったとは、、、。

バリ火葬20

神輿が通り過ぎると砂埃が舞う。

百メートルほどずつ進んでは止まり、担ぎ手を変えてまた出発する。

道は神輿を追いかける人達でいっぱい。

バリ火葬21

数十分して火葬場のお寺に到着。

バリ火葬22

ワデ(棟)からプトゥラガン(牛)の背中へ棺が移される。

バリ火葬24

そして数々の儀式が執り行われる。

バリ火葬23

バリ火葬25

しかしここからが長かった、、、。

儀式と儀式の間のなにも無い長〜い時間は、ひたすら炎天下の中待つしか無い。

強い日差しが痛いくらいにじりじりと身を焦がす、、。

お寺に着いてから数時間。ようやくプトゥラガンに火がつけられた。

バリ火葬26

火がつくとあっという間だった。亡がらとともに灰になるプトゥラガン。

バリ火葬27

無くなった王家の方の遺影。

バリ火葬28

バリの冠婚葬祭は体力勝負だと今井さんから聞いていたが、それを身にしみて分かった。

プトゥラガンと同じように、こんがり日焼けで真っ黒になりヘトヘトになって灰になった。

 

王家の火葬の翌日は「クニンガン」と呼ばれる地上に神々が降りてくる神聖な日(送り盆)だった。

早朝から正装し、お寺へ祈りにいくバリの人々。

バリ火葬29

2度目のバリは前回よりも濃い滞在ができた。

お次はバリを離れ、透き通る海と珊瑚礁の楽園「ギリ・トラワンガン島」へ、、、。

前回のバリ島滞在記はこちらから。

 

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