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ラオスで0(ゼロ)になる。〜首都ビエンチャン&バンビエン編〜

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東京でサラリーマンをしていた頃、心に余裕を持てなくなっていたことがあった。

仕事のストレス、日常的な残業に毎日の殺伐とした満員電車の車内。変化の無い繰り返しの毎日に、まるで灰色の毛玉のようなものが心の中を埋め尽くしていった。 

どんなにいい休日を過ごしても、その毛玉の存在は消えず、未熟な僕にはその毛玉を取り除く術がわからなかった。

何をしていても心が晴れるようなすっきりとした感覚をしばらく感じていなかった。

次第にその毛玉は自分の一部であり、共存していかなければならないんだと体が順応しようとしていた。

それが社会に出て生きて行くことなんだと。

 

いや、そんなはずない。

生きて行くことはもっと素晴らしいはずだ。

このままじゃいけない。

 

仕事帰りの満員電車の中で何度も思った。

どこかへ数日、この現実から離れ心をリセットして0(ゼロ)にしたいと。

 

その頃の自分に会えるならこう伝えたい。

 

「ラオスへ行け。」

  

日本、特に都市に住む僕らが想像もつかないようなゆっくりとした時間が流れているラオス。

 

バンコクから夜行バスに乗り込み、早朝に眠い目を擦りながら国境を越えるとラオスの首都ビエンチャンに到着した。

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早速、自転車を借りて街を散策する。

首都と聞くと都会をイメージするが、車や人でごった返しているといった感じは無く、ビジネスマンとツーリストが時々歩いているのを見かけるくらいの人気もまばらな静かな街。

特に「ザ・東南アジアの大都会・バンコク」の混沌とした場所から来たので余計拍子抜けしてしまう。

 

 まずはパリの凱旋門をモデルに建てられた「パトゥーサイ」にやってきた。

ラオスの地方の人にとって、ここに訪れたことは自慢になるほどの観光スポットらしく、公園にいる立派なカメラを持った写真屋たちは、外国人観光客ではなく、ラオスの観光客へ客引きをしてた。 

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真下から見上げたところにある装飾も綺麗。 

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パトゥーサイの上から望むビエンチャンの町並み。

元々フランスの植民地だっただけに、このラーンサーン通りだけを見れば本当にパリのような街に見える。

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高いビルもほとんど無く、僕らがイメージする首都(都会)とはほど遠い雰囲気。

それに加えもう一つ大きな違いがある。

この街(この国)には、セブンイレブンのような王手コンビニチェーンやマクドナルドのような飲食チェーンが一つもない。

どんなに遠くの異国に来ても、僕らの日常に必ずあるそれらの存在を見かけると、結局いつもの現実と同じなんだと目が覚めてしまうが、それらがないこの国は、それだけで自分がいるいつもの「現実」とは違う別の「現実」に来たんだという気分にさせてくれる。

 

ビエンチャンのシンボル、タート・ルアン。

この黄金の塔の中には仏陀の骨が納めらている。

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ビエンチャン市内を走る緑の真新しい公共バス。

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これらは全て日本からの寄付。

東南アジアを旅していると、至るところでこうした日本の海外支援を目にする。

日本人として誇らしい気持ちになる反面、地元の長野の田舎町を走る公共バスよりもかなり立派なバスで、ちょっと複雑な気持ちになった(笑) 

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ビエンチャン市内の見どころは、自転車で2、3時間あれば回れてしまう。

見たい場所は全て回れたので、メコン川の河川敷にやってきた。

ここも数年前まではただの土手だったたらしいけど、今は綺麗に整備されて市民の憩いの場になっていた。

 まとめ - 08

 

ウォーキングやランニングをする人達がたくさん!

その中に、ラオスの若い子たちがスケボーにBMX、さらにはピストまでやっていてちょっと驚いた。

 

 広場ではピンクの衣装で統一したお母さん達がパワフルにエアロビ中。

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川沿いにビアガーデンのようなお店を見つけたので入ってみる。

店内は地元の仕事終わりのビジネスマン達で賑わっていて、英語も通じないローカルな飲み屋さん。

 

ラオスのビール、ビアラオ。

味が濃くて美味しい!今回の旅で一番お気に入りのビール。

しかも大瓶で約113円!!

ラオスの人たちはグラスに氷を入れて飲んでいた。

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ラオスのご飯は餅米が主流。お店で頼むとこんな竹で編まれたかごに入って出てくる。

これを手でつまんで食べる。かめばかむ程ほんのりとしたお米の甘さが広がってこれだけでもぱくぱく食べれちゃう。

調子にのって食べると、あとあと胃のなかで餅米が膨れて超満腹で苦しくなる(笑)

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日が暮れていい雰囲気になってきた。

町の灯りがメコン川に写って綺麗な眺め。

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翌日、バスに乗り込みビエンチャンから北へ4時間。バンビエンにやってきた。

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ラオス内戦時に使われていた米軍の滑走路があり、その滑走路とナムソン川の間にある小さな町。

この町にある建物のほとんどがツーリスト向けのホテルやレストラン。

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泊まっていた宿からの町並み。

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この町の一番の特徴がレストラン。

どのレストランも一段高いお座敷式になっていてゆっくり寛げるようになってる。

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お店によっては川沿いのテラスにこの座敷があり、ビールやフルーツシェイクなんかを飲みながら、目の前の山々とゆっくり流れる川を眺めながらのんびりできる。

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この浮き輪が大量に積まれた軽トラに乗ってナムソン川の上流まで行き、浮き輪に浮かんで3、4時間かけてぷかぷか流れて町に戻ってくる。

それがこの町名物のチュービング。

こんなのんびりとしたアクティビティが町の名物なほどなので、良い意味で特別なものは何も無い町。

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ここへ来る前情報として、西洋人バックパッカーが毎晩どんちゃんパーティーをしていると聞いていた。

 

実際は、この時期はローシーズンだったのもあるだろうけど、どんちゃんどころか夜になると人気も無くなりかなり静かだった。

昼間もバックパッカーたちはレストランの座敷でのんびりくつろいでいた。

ここラオスののんびりとした空気が自然とそうさせるんだろう。

 

この町自体は1時間もあれば歩いて一周できちゃうので、さっそくバイクを借りて町の外へ。

人もバイクも車も通る吊り橋を渡ると、、、

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放し飼いの牛が歩く未舗装の道が続く。

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道の周りは田園が広がっていて、近所の人達が総出で田植えをしていた。

もちろん手植え。

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耳に入ってくるのは、田植えをする人達の“ちゃぷちゃぷ”という水の音だけ。

なんとも絵になる光景にしばらく見入ってしまう。

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この道沿いには民家が点々と建っていて、ラオスの人々の日常風景があった。

お母さんが機織りをしてたり。 

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子供が遊んでたり、働いてたり。

ラオスも子供達が働いている光景をよく目にする。

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さらにバイクで奥へ進むと、こんな感じに川で遊べる場所がいくつもある。

この時期は雨期だったので緑色だけど、普段は綺麗なブルーらしい。

水に浸かって涼むも良し。木の上から飛び込んだり、ターザンロープで飛び込んだりして遊んでも良し。

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脇にある小道を登って行くと、、、

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立派な洞窟が。奥には寝仏が祭られていた。

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翌日、昨日とは反対側へ向かう。

首都ビエンチャンから北部へ伸びる国道13号線。

そこから一歩脇に入ればやっぱりこんな未舗装の道が広がる。

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かなりアップダウンの激しいダートロードを奥へ奥へ進み、吊り橋を渡ると、、、

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ちっちゃな滝が。

子供達とお父さんが水浴びをしてた。

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あまりにも気持ち良さそうなので、僕も他のバックパッカー達と泳ぐ!

IMG_5102

 

この先にかなり迫力のあるでかい滝もあったが、湿った岩ですっ転んでカメラのレンズを破損!!(涙)

なのででかい滝の写真はありません(涙)

 

そして追い打ちをかけるようにスコールが降り出して、英語がほとんど通じないおばちゃんの小さなご飯屋で雨宿りをしていると、、、

川の水かさが増して、唯一の道が、、、!!

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 この道を通らなきゃ帰れないので、まさかの

陸の孤島、、、!!

 

水かさが元に戻るまで待つわけにもいかないので、横にあるどう考えてもバイク用じゃない手作りの橋を渡る。 

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かなり心細い造りの橋は、雨で濡れてつるつる。下は濁流の川!

 

万が一落ちでもしたら、、、バイク弁償しなきゃいけない!

自分の身よりもバイクを弁償するのが恐くて必死に渡った(笑)

周りに人が何人も居たのでかっこつけて平然を装ってたけど、写真を見るとかなり肩に力が入ってる(笑)

いや〜まじで恐かった。

 

なんとか川を渡り、雨上がりの山並みの風景を眺めながらのんびり町へ戻る。

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無事、バンビエンの町に戻り、パンケーキ屋さんへ。

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ここでのパンケーキは、薄く伸ばした生地を油でカラッと揚げて、中にバナナやらチキンやらを入れて、最後にハチミツやチョコレートなどのソースをかけて食べるお菓子。

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 これが甘〜いけどサクッとしてて癖になる美味しさ!

 バンビエンに滞在中、宿の近くで遅くまでやっていたこのおばちゃんのところで毎晩このパンケーキを買って食べた。

おすすめはバナナピーナッツバター。

 

そしてレストランでくつろぎながらビールを飲み、一日を振り返る。

IMG_4799

 

たくさんの自然に囲まれた小さな町、バンビエン。

 

レストランの座敷でくつろぎながら、ゆっくり本を読むもよし。

ビールを飲みながら、山並みを眺めるも良し。

何も考えず、ただただのんびり過ごすも良し。

 

暑くなったら、どこか懐かしさを感じる風景を眺めながら川に泳ぎに行く。

静まり返った夜はぐっすり眠り、また静かな朝に太陽の光で目を覚ます。

 

ラオス独特のゆっくりとした空気に身を任せれば、自然と難しいことは考えなくなる。 

世界中のバックパッカーがここに立ち寄るのも納得だ。

 

いつまでものんびりできてしまうバンビエンに別れを告げ、僕らはさらに北を目指す。

 

次は世界遺産の町ルアンパパーンへ!

 

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