esfahan23

世界の半分?イラン屈指の観光地でなにをおもう。エスファハーン

LINEで送る
Pocket

 

ヤズドからバスで北へ3時間。エスファハーンにやってきた!

ここはテヘランに首都が移る前まで首都だった街であり、今ではイラン屈指の観光地なんだとか。

 

エスファハーンといえばここ、王の広場「エマーム広場」

esfahan01

 

かつての王が、エスファハーンの街の中心に、政治も娯楽もすべてを集約した最高の広場を作ろうと、1598年から数十年の歳月をかけて作られた広場だ。

この街が首都として繁栄していた当時は、軍隊の閲兵に青空市にポロにと様々なイベントがここで開かれ、たくさんの大道芸人とイベントを見にくる観客で賑わっていたとか。

広場の真ん中には大きな噴水があり、綺麗に整備された花壇には色鮮やかな花が咲き乱れ、四方には歴史的なモスクや宮殿が建ち、世界遺産にも登録されてる。

馬車も走る優雅なこの広場は、今では市民の憩いの場になってる。

esfahan02

 

広場をぐるっと囲む回廊はバザールのようになっていて、お土産屋さんがズラッと並ぶ。

esfahan03

 

お土産屋の中には、イランの伝統工芸品を売ってる店もたくさんあって、その店先では職人さんがその場で工芸品を作っていて、カナヅチの叩く音が鳴り響く。

esfahan04

 

そんなエマーム広場の優雅さをひと際引き立てているのが、広場の正面に立つこの巨大な「マスジェデ・エマーム・モスク」

esfahan05

esfahan06

 

正面の門をくぐると、通路がクイっと折れ曲がり、中庭の向こうにイーワーン(メインホール)がどーんとそびえる。

esfahan07

どうやらメッカの方向を向いているためそんな構造になってるらしい。

26年の歳月をかけて建てられたというこのモスクは、その細かい装飾と計算された複雑な構造が、今まで見てきたモスクの中でも特別な印象が残る。

他のモスクに比べて、少しくすんだブルーのタイルワークが上品かつ歴史を感じる!

esfahan08

 

エマーム広場から続くバザールをつらつら進んでやってきたのもまたモスク。

エスファハーンで一番古いというモスク「マスジェデ・ジャーメ」

esfahan09

esfahan10

 

イランのモスクはどれもすごく綺麗だ。

綺麗だけど、、、

イランはどこへ行っても見所はモスク、モスク、モスク。

細かくみれば建築様式の違いや、宗教的な役割の違いなんかはあるんだろうけど、どれもほとんど一緒に見えてしまって、もうモスクはお腹いっぱいかな、、、。

 

お腹いっぱいといえばイラン料理。

エスファハーンの名物料理ベルヤーニーのお店を見つけたので、期待して入ってみる。

esfahan11

 

ひき肉にアーモンドを混ぜて炒めたハンバーグのようなものを、ナンと一緒に食べる料理。

esfahan12

これがまた全然美味しくない、、、。

不味いわけじゃないけど、ぱさぱさで肉の味しかしなくて2口食べたらお腹いっぱい、、、。う〜ん、、これまでどの国の料理も美味しく食べてきたけど、イランの料理は合わなかった。

 

お口直しに、老舗のチャイハネがあるというのでシーシャを吸いにやってきた。

esfahan13

骨董品が天井までズラッと並ぶ個性的な店内では、男達が一人一本大きなシーシャをプカプカ。

僕らは日本人の男3人で1本をプカプカ。

今回はリンゴとミントのフレーバーでデザート感覚。一本で軽く1時間は楽しめた。

esfahan14

 

夕暮れ時になり涼しくなってくると、エマーム広場にはたくさんの人が集まってくる。

esfahan15

 

芝生に座ってみんなピクニックを楽しんでる。

esfahan18

 

esfahan17

 

日が暮れるとライトアップされて幻想的な雰囲気に。

esfahan19

 

エスファハーンも良い街だ。

歴史もあるし見所もあり、街も綺麗。

だけど、心底うんざりする街でもあった。

 

街を歩いているとすれ違い様に目も見ず言われる

「チンチャンチョン」

少し離れた所から、若いイラン人の連中がニヤニヤしながら

「ヘイ!チン!!」

 

エスファハーン以外の場所でもこういった事は何度もあった。

シーラーズで写真を撮っていると、背後でイラン人の若い男2人が鼻に親指をあてて手のひらをひらひらさせて挑発的なことをされた事もあった。

 

だけどここは酷すぎる。

 

数歩歩く度に「チャンチャン」言われ、嵐のようにその言葉が常に耳に入ってくる。

若い男連中だけじゃなく、子供から女性まで言ってくる始末だ。

もう本当に街を出歩きたくなくなるくらいだった。

それも必ず彼等は2人以上のグループじゃないと言ってこないのがまた腹が立つ。

 

アジア人が珍しくて興味本位で言ってる人もいるかもしれない。

それを差別用語と知らないで言ってるのかもしれない。

でも僕らに興味をもった人は、ちゃんと僕らがアジアのどこの国なのか面と向かって聞いてくる。

差別用語と知らないで言ってるとしても、あからさまにバカにした表情で言ってくる連中や、目も合わさずにすれ違い様に言い放っていく連中が、少しでも僕らに敬意を払ってるとは思えない。

僕らは中国人じゃないけど、彼等のあの行為は中国=アジアで、アジア人をバカにした行為だし、彼等が中国人を見下す筋合いなんて歴史を見てもこれっぽちもない。

 

あまりの酷さに、カウチサーフィンで泊めてもらっていた家のイラン人の女性にこの事を聞いてみた。なぜ彼等はアジア人を見下し、差別用語を恥ずかしげも無く言ってくるのか。

彼女曰く、イラン人のそういった行動はアジア人に対してだけじゃなく、スタイルの良いきれいな女性や、金髪にしたり今時の格好をしてるイラン人女性にたいしても、そうした冷やかしを言ってくるんだとか。

 

その理由は、イスラム法で厳しく縛られ、女性とも話せず付き合えないという鬱憤からきてるらしい。

 

いやいや、そんなこと僕らは知ったこっちゃ無い。

 

厳しい決まりで鬱憤が溜まってるからと、何の関係もないアジア人を見下して冷やかすってそんなの理由になってない。

テレビなんかのメディアで、アジア人をバカにするような番組が流れてるのかとも思ったけどそうじゃないらしい。

法や決まりなんて関係ない。ようはただ単純にモラルがかなり低いんだろう。

 

僕が本当に頭にくるのは、イランの人達は本当に親切な人が多くて、道ばたやバス停でなにか尋ねれば、みんなすごく丁寧に教えてくれて、「君たちはゲストだから」と公共のバスをタダにしてくれたバスのおじちゃんや、シーラーズでチャイをごちそうしてくれたあの愉快なおじちゃん達や、なによりも、出会ったばかりの見ず知らずの僕らを泊めてくれたアミールとその素敵な両親と出会えた、本当に親切にしてくれた人達がいる素晴らしい国なのに、、、、

それなのに、一部のモラルの無い連中のせいで、この国を大嫌いになりそうで、それが悔しくて残念でたまらない。

 

この国を大嫌いになる前に出よう。

大好きなアミールと両親に出会えたということまで濁らないように。

イラン最後の地、エスファハーンで初めてしたカウチサーフィン。

そこで泊めてくれた彼女もまた素敵な人だった。

esfahan20

 

 

LINEで送る
Pocket