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間近にそびえるエベレスト!氷河の上の基地E.B.C! KalaPatthar〜E.B.C〜Dingboche -エベレスト・トレッキング Part.5

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トレッキング18日目。

Dzongla(4,830m)出迎えた朝。

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まだ標高2,000m〜3,000mを歩いていた時は、半袖短パンだった格好も標高5,000mではこの通り。

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一日で一番冷える朝。着れるものを全部着ても寒い!

Dzonglaを出発し、ツンツンと尖ったArakam Tse(6,423m)を横に歩く。

天気も良くて最高に気持ちいい!

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雪で道がかくれてしまっていたため、道が分からず余計な遠回りをしたものの、エベレスト・ベースキャンプ(以下E.B.C)へ続く「エベレスト街道」に合流した!

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さすがはこのエベレスト・トレッキングのメインコース。

これまでとは違ってトレッカーがたくさんいる!

それと一緒にE.B.Cへ荷物をあげるたくさんの歩荷と、負けじと頑張るゾッキョの行列で街道は賑やか!

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Dzonglaをスタートしてから7時間歩き、エベレストのビューポイントKala PattharとE.B.Cへの拠点となるGorakshep(5,140m)に到着!

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空気が冷たく、息をする度に喉がキリッとする。

 

標高4,000mを越えてから一日で一番嫌いな時間。

それは、キンキンに冷えた寝袋に潜り込むこの瞬間。

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ここは標高5,140m。これまでも寒かったが、さすがにこれまた一段と寒い!

着れるものは全部着て、寝袋の上に布団を巻き付けて潜り込む。

外と同じくらい冷えてる寝袋の中!

そんな状況で眠れるわけも無いので、暖まるまで震えながらジーっと待つこの時間が、一日で一番の苦行だった。

 

翌朝。日の出とともに目覚める。

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トイレにいくと、水をすくって流す為に置いてある、水桶の水が凍ってる。

前日に洗った靴下もパッキパキ。

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靴を履くと靴の中もカッチコチ、、、!

そんな固くなった冷たい靴を履いて、まずはKala Pattharにアタックする。

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Kala Pattharの頂上は標高5,550m。これまでで一番高い場所だ。

これまで5,000m前後の場所に何日もいたのに、標高が100m上がるだけで空気が薄く、体が思うように動かなくなる。

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数歩歩くと息が切れ、呼吸を整えてまた数歩進む。

手足が軽くしびれ、無理をすると酸欠でクラクラする。

 

自分のペースでゆっくり登ること2時間。

このトレッキングの最高地点、標高5,550m。Kala Pattharの頂きに到着!

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頂上付近には既に10人弱のトレッカー達がいた。

Kala Pattharのてっぺんは突き出した岩の上で、人が2人立つのでギリギリだ。

振り返るとエベレストが目の前に!

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ここまで歩いてきた甲斐があった。エベレストがめちゃくちゃ近い。

エベレストを背に喜びの舞い!

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間近に見える迫力のエベレストはもちろんすごいけど、その周りを囲む世界最高峰の山々がひっくり返りそうなほどの大絶景。

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南を向けば雲海が広がっていた。

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風がエベレストの頂きにぶつかり、雪が舞う。

その雪はそのまま雲になり、ヒマラヤ山脈の上をゆっくりと流れ出す。

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「エベレストを見る」

一つの夢を叶えた達成感の、静かな喜びがこみ上げる。

自分の足だけでここまでやってきたから、感動は人一倍だった。

 

エベレストから左下の氷河に黄色いテントがいくつも見える。

ここがエベレストアタックの第一キャンプ、E.B.Cだ!

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E.B.CへはGorakshepへ戻ってから行くルートが一般的だけど、頂上で会ったシェルパのガイドが、ここから直接行けると言っていたので、それを信じKala Pattharの頂上から直接向かうことにした。

頂上で出会ったフランス人のフロリオと、もう2人のフランス人と4人で山を下る。

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シェルパのおっちゃん、道があると行っていたのに道は途中で消え、その先は崖、、、!

引き返すか崖を下るかどちらかしかなく、落石に注意しながら一人ずつ滑り降りる。

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2つの崖を下り、その先は大きな岩をよじ上りながら道無き道を進んでいく。

途中、一人のフランス人はギプアップしてロッジに戻っていき、もう一人のフランス人は別のルートから行くといって別れた。

フロリオと二人、クタクタになりながらなんとかE.B.Cに到着!

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通常のルートよりも30分早いだけでした(汗)

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綺麗な氷河の横に、無数のテントが奥まで続いている。

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ベースキャンプ自体が氷河の上にあるので、足場は滑りやすい。

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1ヶ月後の5月上旬がエベレストアタックのベストシーズンで、キャンプの建設はアタックの2ヶ月前から始めているとか。

僕らがいる時も、続々と物資運ばれてきていた。

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キャンプを設営するシェルパの男達。

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キャンプ沿いに広がる氷河は、光が当たると青く輝いてすごく綺麗だった。

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一般人が最もエベレストに近づける場所、E.B.C。

ネパール政府は”6,000m以下をトレッキング”、”6,000m以上を登山”と明確に区別している。

つまり僕らのように、ガイドもポーターも雇わず1ヶ月間歩こうが、「登山」ではなく「トレッキング」。

ちなみに6,000m以上に登る登山者からは高額な入山料をとっていて、エベレストの場合は一人100万円〜とか。

それにプラス大勢のシェルパを雇い、準備に数ヶ月間も要するのでエベレストに登るのは最低でも300万はかかる。(個人だと倍以上)

 

E.B.Cからはエベレストは見えない。

アタック隊はここから右手に見える氷河の壁(アイスフォール)を越え、この山の裏にそびえるエベレストへと向かう。

この一ヶ月後に起きた、16人のシェルパの命を奪った雪崩事故は、このアイスフォールで起こった。

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翌朝、引き続きフランス人のフロリオも一緒にGorakshepを出発。

最終目的地Kala PattharとE.B.Cを制覇して、いよいよここから下山していく。

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これまで背にして歩いてきた景色を目の前に、少しずつ高度が下がっていく。

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ヒマラヤ山脈に入ってからこの時点で20日間。

毎日見ているのに全く飽きないこの景色。

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空の色や雲、時間帯や光の加減によって、様々な表情を見せるヒマラヤ山脈。

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シャワーも浴びず毎日歩き、テレビもインターネットも無い、すきま風の入る小さな部屋で、凍えながら眠る毎日。

それなのに、いつまでもこの景色の中を歩いていたいと心の底から思う。

暖かいシェルパの人々。足を進めるごとに移り変わる絶景。毎日の達成感がそう思わせる。

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Gorakshep(5,140m)から山を下ること6時間、Dingboche(4,410m)に到着。

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村の至る所では、ヤクを使って畑を耕す光景が。

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どうやら、森林限界の4,000mを越えても作物は育つらしい。

ここではジャガイモをメインに作っていて、高所で作られたここの芋はとてもおいしいと、ロッジのおじさんが教えてくれた。

翌朝、フロリオとともに村の裏にあるNangkar Tshang(5,100m)に登る。

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700mの高低差を2時間で登り、頂上に到着。

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Ama Dablam(6,856m)が目の前にそびえる、頂上からの景色は綺麗だった。

だけど…どこか物足りない…。

まだこのトレッキングを終わりにしたくないという気持ちがそうさせ るのか、心の中には悪い悪魔がうずいていた。

ユミコは、「目的を達成して後は下山するだけ!カトマンズに帰ったら熱々のシャワーを浴びて、何を食べようかな〜♪」とうれしそうに話してた…。

だけど、隣村には360°の大パノラマが広がるビューポイントがあるという。

 

ロッジに戻る歩いている間、悩んだ結果…

ごめんユミコ!ちょっくら隣村まで行ってきます!!

 

次回、360°の大パノラマChukkung Ri(5,550m)と、ヒマラヤに春がやってきた!咲き乱れるヒマラヤの花々!

 

 

今回のルート

Dzongla(4,830m) — Lobuche(4,910) — Gorakshep(5,140m)

Gorakshep(5,140m) — Kala Patthar(5,360m) — E.B.C(5,364m)  - Gorakshep(5,140m)

Gorakshep(5,140m) — Lobuche(4,910)) — Dingboche(4,410m)

Dingboche(4,410m) — Nangkar Tshang(5,100m) — Dingboche(4,410m)

 

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この記事に書いてある地名や標高は、現地でトレッキング地図を元にしています。

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