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ヒマラヤ山脈の山の民と険し〜い道のり。JILI 〜 PAIYA エベレスト・トレッキング Part.2

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寿命が縮まった絶叫ヒマラヤバスライドの翌日。

BHANDAR(2,190m)の村を出発し、いよいよトレッキングスタート!

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出発早々、道が分からないので村の人々に道を聞きながら進んでいく。

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ここヒマラヤ山脈の麓の山々には春が訪れたばかり。

ネパールの国花「シャクナゲ」が真っ赤に咲き誇る。

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山肌一面、段々畑ののどかな風景の中を歩いていく。

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ここでは米や麦、レモンやオレンジなんかを作ってるとか。

日中は歩いていると半袖でもいいくらい。

日差しはぽかぽか、風はひんやり冷たくて気持ちいい!

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僕らの歩くこの道は、この山に住む人々の生活路でもある。

学校帰りの女の子とすれ違ったり(学校まで歩いて2時間と言っていた。)

タバコを吹かしながら、サンダルで山を降りてくるおじさんや、

革ジャンにスキニーパンツでキメたお兄ちゃんが、携帯をいじりながら険しい道をひょいひょい降りてきたり。

そんな車はおろかバイクすら入れないこの山の中で、活躍するのがこの人達。

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「歩荷さん!」

彼等が運んでいるのは、タバコにインスタントラーメンにビスケットなどなどの日用品。

その重量はなんと80kg!

人によっては100kgもあったり、、、。

僕らのバックパックで10kgちょっと。彼等を見ているとそれくらいでヒーヒー言ってられない!

少し歩いては止まり、太い木の杖で荷物を支えて休憩し、また歩いてを繰り返しながら進んでいく歩荷の人達。

中にはこんな大きな荷物を背負っている人も。

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しかも背負っているのは中学生くらいの男の子だった。

ヒマラヤの男達はたくましすぎる!

歩荷さんの他にも、ガスやお米なんかの重いものは、ロバが背中に乗せて運んでる。

そんな彼等が道に迷わないように、道の先々にこんな赤丸の印が書かれてる。

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この印を目印に僕らも進んでいく。

目印が無い時はその辺にいる人に聞けば、みんな親切に教えてくれる。

といっても、目印も人もいなくて2回ほど道に迷って焦ったこともあったけど、、、。

山のあちこちには大小それぞれ、たくさんの村が点在している。

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ここに住むのは「シェルパ」と呼ばれる人々。

チベットから移住してきた民族で、高山に強い遺伝子を持っている彼等は、昔からヒマラヤ山脈を挟んだ交易に大活躍していた。

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エベレストに初登頂したのも、ニュージーランド人とシェルパの2人。

今でもエベレストなどのヒマラヤ山脈の登山には、このシェルパ達が必要不可欠な存在。

そんな彼等は、山岳ガイドとして活躍していたり、農業やロッジを経営しながら厳しい山の中で生活している。

トレッキングコースを歩いていると、こんな機織りをしているお母さんや、、、

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家族総出でヤギの毛を刈っている姿など、シェルパ人々のどかな生活風景が行く先々で待っている。

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そして、ヒマラヤ山脈の大自然の中で、のびのびとたくましく暮らす子供達。

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恥ずかしがり屋さんが多いけど、道を教えてくれたり、バックパックを背負うのを手伝ってくれたり、優しいシェルパの子供達。

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「魚つかまえたよー!!」

僕らが道ばたで休憩していると、なんと手づかみで魚を捕まえてきた元気な男の子たち。

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みんなほっぺがカサカサで、鼻もたれてて愛嬌たっぷり。

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家の仕事を一生懸命手伝う、立派な子供達の姿もたくさん見かけた。

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トレッキング中、僕らが泊まるのはそんなシェルパの家族がやっているアットホームなロッジ。

どのロッジも石造りで、手作り感溢れる可愛い雰囲気。

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こんな綺麗なロッジもあれば、傾きかけた味のあるロッジまで色々だ。

手作りのベッドが置かれただけのシンプルな部屋。

すきま風も入ってくるし、もちろん部屋に暖房器具なんてモノは無いけど、雨風をしのげるだけ快適。

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ロッジのシステムは面白く、宿泊費は0円〜300円と格安。

その代わり別料金でうちでご飯を食べてね!というシステム。

ホットケーキから焼きそばまで、メニューは豊富にあるけど、僕らはもっぱらこれ!

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ネパールの家庭の味、ダルバート!

何てったってこのお皿の上のものは、全部お変わり自由!

一日中歩いてお腹ぺこぺこな僕らは、毎回2、3杯お代わりをしておなかいっぱいになってた。

家によって味付けもおかずも変わるダルバートを食べるのが、歩いている時の一番の楽しみだった。

 

心地よい春の気候に、のどかなシェルパの村々。元気で可愛い子供達との触れ合い。

それだけ聞くと、なんとも平和で素敵なトレッキングだけど、、、

毎日の道のりは超ハード!

標高1,620mから3,530mまで、一日かけてやっとの思いで登ったと思えば、そのあといっきに1,670mまで下ったりと、毎日がーんと登ってぐーんと下っての繰り返し!

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毎日夕方になると雲行きが怪しくなり、雨が降り始め、みぞれになり、雪になり、終いには小指の先ほど雹(ヒョウ)まで降ってくる。

一面を白くしているのは雪じゃなくて雹!

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しかも雨の後にたくさんのロバが通り、道はこのありさま!

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雹に打たれ、痛い!痛い!と言いながら足場の悪い険しい山道を登っては下るの繰り返し。

めっっったに涙を見せないゆみこが、毎日のように涙を流した。

それほどキツイ毎日の道のり。

薄暗くなった頃にロッジに着き、荷物をおろしダルバートをかき込み、寝袋の中で震えながら夜9時には眠りにつく毎日。

それでも翌朝、トイレの窓から外を見ると、昨日は雲で見えなかった雪化粧の山が見えたり!

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僕らしかいない標高3,500mの頂上で、作って食べたラーメンが死ぬほどおいしかったり!

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雨宿りさせてもらった茶屋のおばちゃんが、めちゃくちゃ親切だったりと、いろんなモノからパワーをもらいながら、毎日新たな気持ちでなんとか足を進めた。

 

トレッキングのコース上ある、チベット仏教の仏語が書かれた「マニ石」。

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いつ誰が残したのか。そんな古代のロマンが漂う。

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これまたチベット仏教の呪文が書かれた「タルチョ」というカラフルな旗がはためく新古様々なストゥーパ(仏塔)も行く先々に現れる。

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いくつもの長〜い吊り橋を渡り。

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緑生い茂る密林を歩き、、、

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ロバに道をゆずりながら、、、

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ヤクに道を塞がれつつ、、、

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足を進めるごとに移り変わるヒマラヤ山脈の景色が、僕らを飽きさせることはなかった。

 

ここまで、歩きはじめてから6日。

僕らにとっての中間地点。一般の人にとってのスタート地点。

空の玄関口「Lukla」までもう少しだ!

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今回のルート

BHANDAR(2,190m) — KINJA(1,620m) — SETHE(2,575m)

SETHE(2,575m) — LAMJURA(3,530m) — JUNBESI(2,675m)

JUNBESI(2,675m) — TAKSINDU(3,071m) — NUNTHALA(2,194m)

NUNTHALA(2,194m) — JUBIN(1,670m) — BUKSA(2,320m)

BUKSA(2,320m) — PAIYA(2,730m)

 

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この記事に書いてある地名や標高は、現地で入手したトレッキング地図を元にしています。

 

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