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入山は命懸け!?いざヒマラヤ山脈へ!カトマンズ – JILI – BHANDAR エベレスト・トレッキング Part.1

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これまでにたくさんの旅人と出会ってきた。

話しをしていてビックリするのが、みんな世界の色んなことを良く知ってるな〜ということ。

あそこの国にはあれがあるとか、何時何処でどんなお祭りがあるかとかみんなすごく詳しい。

なので何月にはどの国に行くとか、旅のプランがある程度できている人ばかりだった。

それに比べて僕たちは、、、。

 

その場その場で出会った現地の人や旅人からの話しを聞いて、「じゃあ次はそこに行こうか。」という具合で今までやってきた。

良く言えば自由気まま。本当はただ無計画なだけの僕らの旅。

だけど、そんな僕にも日本を出る前からこの旅で叶えたい夢がいくつかあった。

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『エベレストを見る』

 

それがそのうちの一つ。

エベレストを見るには時期があることを知り、それに合わせてネパールにやってきた。

 

エベレスト・トレッキングのスタート地点は3つ。

一番一般的なのが、中間地点のLUKLA(2,840m)まで飛行機で行きスタートするもの。

飛行機を往復使えばエベレスト・ベースキャンプまで行って帰って2週間のコース。

エベレストに登る登山家も、僕らのような一般人も9割以上の人が飛行機で行くほど一般的。

後の2つは、バスやジープで道の終わりまで行きそこから歩くというもの。

ジープの場合はLUKLAまでプラス3日。僕らが選んだバスの場合はプラス6日間多く日数がかかる。

飛行機は片道16,000RS。ジープは片道2,000RS。バスは片道525RS。(1RS=1円)

つまり僕らのように、時間だけはある貧乏バックパッカーはバスの一択になる(笑)

 

エベレスト・トレッキングのコースは「サガルマータ国立公園」内にあるので入山料を払う。一人3,000RS

ネパールでトレッキングするのに必要な許可証TIMS(Trekking Information Management System)許可証も取得。

顔写真付きの入山証明書をゲットし、いざヒマラヤ山脈へ!!

 

AM5:30

まだ夜も明けない早朝、ローカルバスに乗り込みトレッキングのスタート地点の村「ジリ」を目指す。

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激しい揺れで目を覚めると、すでにあたりは山景色。

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そして車内はいつの間にか乗車率200%!

見知らぬ子供を膝の上に乗せ、バスはぐんぐん山道を行く。

ちなみに乗客は僕ら以外全員ネパール人。

年間3万5千人を超える観光客がこのエベレスト・トレッキングにやってくるというのに、僕ら以外の外国人がいない。

どうやらバックパッカーでも飛行機を使う人がほとんどで、僕らと同じタイミングでジリから歩いていたのはドイツ人、アメリカ人、スペイン人の3人だけだった。

 

PM1:30

カトマンズを出て8時間。エベレストトレッキングのスタート地点、ジリ(1,995m)に到着!

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山の中の小さな村なのに人がたくさんいる。

バスから降りると、この先のBhandar(2,190m)という村まで行くバスがあるという。

今日中にそこまで行けると、トレッキングが1日短縮できる。

でもたしか、、、道はここまでしか無いはず、、、

そんな不安を抱きながらバスに飛び乗ると、車内は既に乗車率200%!

「ノープロブレム。こっちおいで。」

そう言うネパーリーのおじちゃんについていくと、、、

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バスの屋根へご案内!

ロンドンバスのヒマラヤバージョンは、荷物と一緒にたくさんのニワトリ達との相乗り。

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やっぱり舗装された道はジリまでだったようで、未舗装の車一台がやっと通れるほどの山道を進んでいく。

バスが巻き上げる砂煙ですごい埃っぽいけど、ギュウギュウの中よりは快適だ!

この先の村に住んでいる、英語の上手な友達もできた。

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この後に会ったこの子の友達も、英語がすごく上手くてネパールの教育はすごいなぁと関心。

どうやらネパールの学校では、国語(ネパール語)以外の授業は全部英語でやってるんだとか!

毎日の宿題もかなりの量らしく、ネパールの意外とストイックな教育方針に驚いた。

 

のどかな田園風景の中、砂煙を巻き上げながらゆっさゆっさと快調に進むバス。

すると突然停車した。

どーやら道の真ん中でショベルカーがエンコしてるみたい。

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バスから降りてあーだこーだと話すネパール人の男達。

何やら怒った様子で怒鳴るネパール人のお母さん。

そんな光景をしばらく眺めていると、、、

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どこからかスコップを持ってきて道を広げ始める男達!

えー!!?それはさすがに無謀だろ!!

今日中に辿り着けるのか?歩いた方が早かったんじゃ、、、。

 

結局、数分後に新しいバッテリーが到着して、ショベルカーは無事動き出しました(笑)

 

再び動き出したバスは、断崖絶壁の道を進んでいく。

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景色もいいし、乗り心地もそんなに悪くなくいので気持ちがいい。

どうやら現在、道を造っている真っ最中のようだった。

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少年いわく、不定期で空の玄関口LUKLAまでバスで行けると言っていた。

最初は「それはいいなぁ」と思っていたけど、今は絶対にバスでは行きたくない。

その理由は後々分かることに…。

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途中、いくつかの村々に寄りのんびりと進む。

日が落ち始めると、道はどんどん険しくなっていった。

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ボッコボッコの道を、ゆっさゆっさと左右に大きく揺れながら進んでいくバス。

その揺れは屋根の上ではかなりの揺れになり、振り落とされないように両手で手すりを必死に掴む。

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しかも脇は崖。

崖側にバスが傾く度にものすごい恐怖。

やばい、、、笑えない、、、!!

頭をよぎる最悪の事態。

「日本人観光客二人、ヒマラヤ山脈の麓の山道にてバスから転落死。」

こんなとこで死んだら、新聞にすら載らないかもしれない、、、。

いやいや!今はそんなこと考えてる場合じゃない!
ここまでやってきて、ヒマラヤを歩く前に死ねるか!

 

バスが横転してもすぐに飛び降りれるように、お尻を上げ足を踏ん張り、カメラを壊さないようにしっかり体に縛り付ける。

さらに落ちそうになる荷物を足で支え、全身砂埃まみれでもかまってる余裕は無い。

 

俺「ゆみこ!もしバスが倒れそうになったら山側に飛び移れよ!」

ゆみ「うん!分かってる…!」

 

そんな僕らの様子を振り返って見ては笑ってる、先頭のネパール人達。

笑え笑え!!こっちは必死なんだ!!

そんなお前らだって両手必死でバスにしがみついてんじゃないか!!

 

この状態がどれくらい続いただろう。

必死に手すりを握っていた手はしびれ、ずっと肩に力が入った状態だったので疲れてフラフラだった。

ようやくトイレ休憩で止まったバス。あたりはすでに暗くなっていた。

屋根から降り車内へ入ると、乗車率はたったの100%

これなら、もっと早くバスを止めて中に入るんだった…。

 

PM7:30

ジリを出て6時間。カトマンズを出てから14時間。

やっ、、、っとの思いでBHANDARに到着。

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適当なロッジに入りベッドに倒れ込む。

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さすがは世界のヒマラヤ山脈、、、。スタート地点に立つだけでこんなに大変だったとは、、、。

明日からはいよいよトレッキングスタート!

ってこんなにクタクタで大丈夫か!?

 

今回のルート

カトマンズ —JIRI(1,995m)—BHANDAR(2,190m)

※JIRIからBHANDAR間のバスは雨季の間は運行してないみたいです。

 

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この記事に書いてある地名や標高は現地の地図を元にしています。

 

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