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ノアの箱船ここに眠る。世界最古の教会エチミアジン。アルメニア

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スヴァルトノツからバスをヒッチハイクして、そこから約15分行った場所にある、アルメニア聖教の総本山「エチミアジン」

 

前の記事にも書いたけど、アルメニアはイエスの時代から国家として繁栄していた、世界で最も古い国の一つ。

301年に世界で初めてキリスト教を国教とし、その時代の首都だったここエチミアジンに建てられた教会は、世界最古の教会であり、今では世界遺産にも登録されてる。

 

バラの咲き乱れる広い敷地には、石造りの教会やハチュカルが並ぶ。

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敷地の中には神学校もあって、黒い正装を着たたくさんの牧師さんやその卵が歩いてる。

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そんな敷地の真ん中にあるのがアルメニア聖教の総本山。

世界で最も古い教会「エチミアジン大聖堂」

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絶賛工事中!!

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石造りでとんがり帽子のシンプルな教会。

入り口には綺麗なフレスコ画が描かれ、中の祭壇には大きな聖母マリアの絵が祀られていて、その前で熱心に祈りを捧げる巡礼者の姿が。(中は撮影禁止)

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祭壇の奥にはキリスト教関連の宝物が保管された「宝物庫」があり、一般にも公開されてる。

 

そこに保管されているのがあの「ノアの方舟の木片」

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旧約聖書に出てくるノアの方舟が流れ着いたとされるのがアララト山。

そこで見つかった木片が、方舟の破片としてここに展示されてる。

たくさんの宝物のなかに混じってサラッと置いてあったので、一度気付かず通り過ぎたくらい。

ノアの方舟の伝説は実際にあった事なのか?この木片は実在した方舟のものなのか?信じるか信じないかはあなた次第です。

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そしてもう一つここに展示されている伝説的なもの。

聖槍「ロンギヌスの槍」

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イエスが十字架に磔(はりつけ)にされ処刑された後、彼の死を確認する為に脇腹に刺されたという槍。

”ロンギヌスの槍を持つものは世界を征服する”

そんな言い伝えまであるこの槍は、この槍の持つ霊感がヒトラーの野望を始めさせ、その後ナチスが南極に隠したなんて都市伝説もある。

ロンギヌスの槍は世界中にいくつもあり、ここにある槍は本物のロンギヌスの槍では無いと公表されている。

本物の聖槍は、今も世界のどこかで、ただならぬ野望を抱いた者の手の中にあるのかもしれない、、、。

信じるか信じな、、、。

 

これ意外にも、宝物庫には祭礼に使われる十字架などがたくさん展示されていてなかなか見応えがある。

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中にはこんな可愛いイエスの装飾も。

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世界最古の歴史を持つこのアルメニアの歴史は、決して穏やかなものじゃなかった。

9世紀から10世紀にかけてアラブやモンゴル、かつての王朝に次々と侵略され、多くのアルメニア人が国を捨てなければならないディアスポラ(民族離散)が起こった。

トルコとの民族紛争の末に起きたアルメニア大虐殺や、ロシア・ペルシア戦争の後にロシア領になったりと、その後も祖国を捨て海外に逃げるアルメニア人は絶えなかった。

そして旧ソ連から独立した現在も、アルメニアの賃金は低く、90%のアルメニア人男性が国外に働きに出ているという。

 

そうして世界中に散らばったアルメニア人にとって、このエチミアジン大聖堂は祖国を想う心の拠り所。

彼等にとっては、ノアの方舟の木片も、ロンギヌスの槍も、それが本物かどうかなんてことは関係ないのかもしれない。

祭壇の前で熱心に祈りを捧げる人々の姿がそれを物語っていた。

 

 


エチミアジン

入場無料
エレバン駅前(銅像のある側)からマルシュでセントラルバスターミナルへ。そこでエチミアジン行きのマルシュに乗り換え。

宝物庫
1人 / 1,500ドラム
月曜日が休みなので注意。
大聖堂の入り口の向かいにある建物の中でチケットを買えます。

 

 

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